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カノコサビカミキリ[Apomecyna naevia naevia Bates,1873]

分類:

カミキリムシ科:フトカミキリ亜科:シラホシサビカミキリ族:シラホシサビカミキリ属

体長:

5〜9.5mm

食樹:

カラスウリ

分布:

本州、伊豆諸島、四国、九州、対馬、五島列島、奄美諸島他

時期:

5〜8月(関東では8〜9月?)

特徴:

鹿の子模様(かのこもよう)を纏(まと)った小型で愛らしいカミキリムシです。カラスウリの繁茂したところで得られますが、非常に小さいため、通常のルッキングで探すことは困難です。

注意点:

良く似た種類や亜種もあり、紛らわしいのですが、関東近郊で得られるのはこの一種だけです。

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カノコサビカミキリ

【外観】


カノコサビカミキリ カノコサビカミキリ カノコサビカミキリ

体長1センチに満たない小型のカミキリムシです。夏の盛りも過ぎるころ、繁茂するカラスウリに現れます。夏のカミキリムシが姿を消すころから現れ、愛らしい姿で楽しませてくれます。
茶褐色の地色に名前そのままの『鹿の子』模様が目印です。触角は太めで短く、上翅の半分ほどまでしかありません。翅端は尖っています。前胸背板側方の突起は見られません。

【棲息場所】

カラスウリ カラスウリ カラスウリ

通常、林縁や道路脇などに繁茂しているカラスウリを叩き、叩き網に落として採集しますが、樹に纏(まと)わりついて樹上高くまで伸び切り、下垂しているようなところをネットで掬(すく)う方法も効率が良いです。叩き網に落ちた愛らしい姿を発見した時の嬉しさは独特で、叩き採集の入門としておすすめできます。叩き網は専用のものがあれば使いやすいですが、100円ショップのビニール傘でもじゅうぶん代用できます。ただし、安いからといって現場で使い捨ててはいけません。

[参考ページ]

2005年8月茨城県での採集の様子

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