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アオスジカミキリ[Xystrocera globosa (Olivier, 1975)]

分類:

カミキリムシ科:カミキリ亜科:アオスジカミキリ族:アオスジカミキリ属

体長:

15〜35mm

食樹:

ネム(マメ科)

分布:

本州、佐渡、冠島、隠岐(おき)、四国、九州、対馬、壱岐(いき)、五島列島、甑(こしき)島列島

時期:

6〜8月

特徴:

大型で少し扁平な茶色の体に緑(青緑)の輝くラインがあります。前胸背板には側縁と呼ばれる両側と、正中(つまり真ん中です)に輝く縁取りとラインがあり、上翅にも縁取りのような側縁のラインと、左右の肩から中央を走る幅の広いラインがあります。

注意点:

国内で同定に迷うような種類はありません。

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アオスジカミキリ

アオスジカミキリ

アオスジカミキリ

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【外観】


アオスジカミキリペア アオスジカミキリ

上翅はカミキリにしては柔らかく、濃い黄土色に青緑に輝く筋が縦に走っています。なので、“アオスジカミキリ”と判り易いネーミングですが、間違う種類も殆どありません。弱ったネムに集中するため大きな樹も数年で枯らしてしまうようです。
 

【棲息場所】

ネムノキ ネムノキ

写真はどちらも食害されたネム(葉がないのは冬のため)です。
ネムノキがホストなので、自然度の低い郊外の公園(天敵の心配が低い)が天国になっていることがあります。ネムの食害状態を目印に探すと見つかります。ネムが多く見られ、食害されて半立ち枯れ、立ち枯れが目立つようならかなり密度は濃いと考えられます。

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[参考ページ]

2006年2月ネムの材を拾ってきたときのようす

2006年6月拾った材から出て来たところ(記事後半)

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