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ヒメスギカミキリ[Callidiellum rufipenne (Motschulsky,1860)]

分類:

カミキリムシ科:カミキリ亜科:スギカミキリ族:ヒメスギカミキリ属

体長:

7〜12mm

食樹:

スギ、ヒノキ、モミ、アカマツ、エゾマツ他針葉樹(他広葉樹の報告も)

分布:

北海道、奥尻島、本州、伊豆諸島、飛島、粟島、佐渡、隠岐(おき)、四国、九州、対馬、壱岐(いき)、五島列島、種子島、屋久島、吐喝喇(とから:喝は口へんに葛)列島、奄美諸島、沖縄諸島、先島諸島

時期:

3〜7月

特徴:

スギやヒノキを食害する害虫として知られ、春先から夏まで平地のスギなどで普通に見られます。色の変化は激しく、前胸背は黒または褐色です。上翅は♀では赤褐色ですが、♂は青藍色や黒もありグラデーションが美しい個体も良く見られます。前胸背は特に毛深い印象があります。

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【外観】

全体(♂生態):拡大画像あります

全体(左個体を横から):拡大画像あります

上の写真は♂ですが、色彩変化があります。♀の上翅は全体が赤褐色です。
前胸背には長い毛が生えています。春から初夏のスギの倒木などでは大運動会になっていることがあります。また針葉樹の土場では後から後から飛来する姿も見られます。

なお、♂の上翅は先端に向かい窄(すぼ)まっていますが、♀の上翅は翅端近くまでほぼ同じ幅です。

← 写真:上中央が♀、上右、下左が♂です。

色彩変異など:拡大画像あります

【棲息場所】

雑木林のスギ(新しめの倒木があればお祭りに)

材置き場に混じったスギ材

春から夏にかけて平地〜山間(やまあい)まで広く分布します。林内に新しい倒木でもあると、その上を多くのヒメスギカミキリが走り回り、大変なことになってしまいます。材置き場や土場に少しでもスギがあれば、必ずと言っていいほど見掛けます。

参考ページ

2007年3月公園のスギで遭遇したときの様子

2006年4月スギの倒木で大運動会に遭遇したときの様子

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