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ニンフホソハナカミキリ(ニンフハナカミキリ)[Parastrangalis nymphula (Bates,1884)]

分類:

カミキリムシ科:ハナカミキリ亜科:ハナカミキリ族:ニンフホソハナカミキリ属

体長:

9〜13mm

食樹:

各種針葉樹、広葉樹

分布:

北海道、本州、佐渡、隠岐(おき)、四国、九州、五島列島、甑(こしき)島列島

時期:

5〜8月

特徴:

頭胸部は黒く、上翅全体は褐色です。会合部は黒く、基部付近に1本または2本の黒い短い縦条があります。また側縁部にも途中で中断される太めの黒条があります。この中断された部分は見方によっては褐色の紋のようにも見えます。触角は黒く、8節の先端側と9、10節は黄白色です。♀の模様はハッキリしていますが、♂はぼんやりしています。

注意点:

近似近縁のタテジマホソハナカミキリは、触角9、10節と11節基部が黄白色なので見分けられる、とされていますが、私は見事に迷路にはまり込んでしまいました。前胸背(タテジマは裾が広くラッパ状で、ニンフは釣り鐘に近いです)や上翅の模様、体型などを見て判断することが重要かも知れません。

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【外観】

ニンフホソハナカミキリの図鑑画像

ニンフホソハナカミキリの図鑑画像

タテジマホソハナカミキリとは模様の変異で迷うことがあります。
前胸背は[底辺]と[高さ]の比が大きく、縦長な印象になります。
形状もより釣り鐘型ですが、総合的に見ることが重要かも知れません。
 

普通下のように第8節の半分位は白っぽいのですが、上のように紛らわしいものがあるので、触角だけで決めつけようとすると、間違いの元になります。(が節の境目)

【棲息場所】

ニンフホソハナカミキリの図鑑画像(リョウブ)

ニンフホソハナカミキリの図鑑画像(ノリウツギ)

リョウブの花

ノリウツギの花

初夏には、ミズキや、コゴメウツギ、ガマズミその他、夏になると、写真のようなノリウツギやリョウブなど多くの花に集まります。

その他の拡大画像

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[参考ページ]

> 2006年7月末奥秩父での様子 

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